ケーン職人が使う道具とケーンを作る材料です。
道具はほとんど職人が自分で作ります。
ここに上げたものは、リンの調整の為に職人さんの家を訪問した時に見たもので、これが全てありませんが、 後日機会が有ったらまた追加したいと思います。
これを小さく切って薄く伸ばして竹に装着します。
打ち台(アンビル)は2種類有って、一つは鉄製、もうひとつ特徴的なのが象の骨です。
鉄は硬すぎるので、微妙な調整の為には象の骨の柔らかさが程よいということです。
木を削って作成中の『胸』と、その中を刳り貫く(くりぬく)のに使うノミです。
リンを装着して出来上がったパイプ(ルークケーン)のストック。
薄い板を差し込んでリンを持ち上げ、鉈(なた)で押してリンの形を変えます。
きちんと音が出るだけでなく、リンがくっついて音が鳴らなくなることが無いように調整します。 といっても皆経験しているでしょうが、それでもくっつくことは有ります。 その時は強い息で直すようにしてください。指穴に口を付けて強く吸うのも有効です。
2006/09/19 Last modified.